2020年4月発売された拡張パック「爆炎ウォーカー」に封入されたカードリストが、ポケカ公式サイトで公開されました。そこで今回はカードリストから特に気になるカードをご紹介します。
VMAXポケモン
マルヤクデVMAX
ダメージ:40̟̟+
このポケモンについている炎エネルギーの数×40ダメージ追加。のぞむならダメージを与えたあとに、自分のトラッシュから炎エネルギーを1枚選び、このポケモンにつける
爆炎ウォーカーの表紙を飾るマルヤクデVMAXは、炎エネルギーがトラッシュにあれば、毎ターン与えるダメージが増えていく効果なので、トラッシュを肥やしていくベンチポケモンやサポートカードを組み合わせて戦いましょう。
マルヤクデV
ダメージ:20
のぞむなら、このポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。その場合、相手のバトルポケモンについているエネルギーを1個選び、トラッシュする。
進化前のマルヤクデVのワザは、ついているエネルギーをトラッシュするだけでなく、相手のバトルポケモンについてるエネルギーも1つトラッシュできる効果があるので、進化前のトラッシュ肥やしや相手のワザの妨害にも使えます。
サポートしてくれるベンチポケモン
自分の番に1回使える。自分の手札にある炎エネルギーを1枚トラッシュする。その後、山札を3枚引く。
キュウコンの特性「きゅうびのいざない」
自分の番に1回使える。自分の手札にある炎エネルギーを、2枚トラッシュする。その後、相手のベンチポケモンを1匹選び、バトルポケモンと入れ替える。
どちらのポケモンも進化は必要ですが、ベンチに置いておくだけでマルヤクデVMAXのワザの効果を活かしつつ手札の補給や相手の場を荒らせるので、有利な立ち回りができます。
サーチ系のグッズで炎エネルギーをトラッシュ
このカードは、自分の手札を1枚トラッシュしなければ使えない。自分の山札からたねポケモンを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
火打石
このカードは、自分の手札を2枚トラッシュしなければ使えない。自分の山札にある炎エネルギーを4枚まで、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。
マルヤクデVが手札にない場合や、サポート用のベンチポケモンに必要なたねポケモンをサーチしたい場合に、手札を1枚トラッシュして使用できるクイックボールは、エネルギーカードでもトラッシュできるので便利です。また火打石を使えば手札をトラッシュしつつ炎エネルギーを手札に4枚まで入れられるのでトラッシュ肥やしをしつつエネルギーを回収できます。
特におすすめのサポート
自分の手札にあるエネルギーを2枚まで、自分のポケモン1匹につける。その後、自分の山札を3枚引く。
ローラースケーター
自分の手札を1枚トラッシュする。その後、山札を2枚引く。トラッシュしたカードがエネルギーなら、さらに2枚引く。
溶接工を使えばマルヤクデVMAXのワザに必要なエネルギーはつけられますし、手札補給もできます。またローラースケーターでエネルギーをトラッシュすれば山札からカードを合計4枚引けるので、マルヤクデVMAXのワザのエネルギー回収用としてトラッシュを肥やしつつ、手札補給もできます。
おすすめのスタジアム
おたがいのプレイヤーは、自分の番ごとに1回、自分の手札を1枚トラッシュしてよい。その場合、自分の山札にある炎エネルギーを2枚まで、相手に見せてから、手札に加える。そして山札を切る。
ヒートファクトリー
おたがいのプレイヤーは、自分の番ごとに1回、自分の手札にある炎エネルギーを、1枚トラッシュしてよい。トラッシュした場合、自分の山札を3枚引く。このスタジアムは、場に出ているかぎり、おたがいのプレイヤーが手札からグッズまたはサポートを出して使ったとき、その効果を受けない。
どちらのスタジアムも手札を1枚トラッシュできるので、トラッシュに炎エネルギーを送りつつ、炎エネルギーを山札から回収したり手札の補給が可能です。
サーナイトVMAX
ダメージ:180
このポケモンのHPを「50」回復する。
今回新登場したサーナイトVMAXのワザには回復効果があるので、回復系のサポートやベンチポケモンと組み合わせれば、火力もありつつ持久戦ができるポケモンなので、弱点の鋼タイプのワザでない限りは簡単にはきぜつしません。
サーナイトV
ダメージ:120+
この番、このポケモンのHPを回復していたなら、80ダメージ追加。
進化前のサーナイトVはHPはVMAXよりも低いのですが、最高で200ダメージをだせるワザを持っています。こちらも回復系のサポートやベンチポケモンの展開がおすすめで、戦況によって進化させるか判断しましょう。
サーナイトV / VMAXを活かす相性のいいカード
自分の番に1回使える。自分のバトルポケモンのHPを「20」回復する。
ポケモンセンターのお姉さん
自分のポケモンを1匹選び、そのポケモンのHPを「60」回復し、特殊状態もすべて回復する。
きずぐすり
自分のポケモンを1匹選び、HPを「30」回復する。
サーナイトVは回復をした番に威力が上がるワザを持っているので、火力を上げるために。そしてサーナイトVMAXは自身のワザに回復効果があるので、持久戦に持ち込むために回復系のカードは必ず入れておきましょう。
山札に空きがあるならスタジアムでおもしろ戦術
お互いの場の残りHPが「40」以下のポケモンは、ワザが使えない。
サーナイトVMAXは回復をしつつ戦えばHPは維持されるので、相手のHPを削り続けて40以下になったときに困らせてあげると面白いかもしれません。といっても必ず必要なカードではないので、山札の枠が余り過ぎていたら入れてみてください。
バタフリーV / VMAX
ダメージ:150
バタフリーV:フラフラどく(くさエネルギー×1)
相手のバトルポケモンをどくとこんらんにする
どちらも相手のポケモンをどくとこんらんにできるので、相手をじわじわ追い詰めるのにおすすめです。
バタフリーのワザをサポート
おたがいのプレイヤーが、自分のどくのバトルポケモンをトレーナーズの効果でベンチポケモンと入れ替えたとき、新しく出てきたポケモンが、そのどくを引きつぐ。(どくでのせるダメカンの数が増えているなら、その数も引きつぐ。)
バタフリーのワザで相手のポケモンが確実にどくになるので、もし相手がベンチのポケモンと入れ替えて、他のポケモンをバトル場に出したとしても、どくを引き継がせてダメージを与え続けましょう。ただトレーナーズの効果でしか使えないので、バトル場のポケモンがにげる場合は対象外です。
他にもチェックしておきたいポケモン
オトスパスV
ダメージ:20
次の相手の番、このワザを受けたたねポケモンは、ワザが使えない。
ムーンサルトプレス(闘エネルギー×2 / 無エネルギー×1)
ダメージ:120+
コインを1回投げオモテなら、100ダメージ追加。
VポケモンやGXポケモンなどの多くはたねポケモンなので、がんじがらめで相手の行動を制限できます。ムーンサルトプレスはコインの結果で最大220ダメージを与えられる強力なワザです。
最大火力を出すためのサポートカード
おたがいのプレイヤーは、自分の番ごとに1回、自分のポケモンのワザでコインを投げたとき、そのコインの結果をすべてなくし、はじめからコインを投げなおしてよい。
オトスパスVのムーンサルトプレスで、もしコインがウラでも1回だけはじめからコインを投げなおせます。
ガラルマッギョV
このポケモンの最大HPは、このポケモンについているエネルギー1個につき「20」大きくなる。
トラップバイト(無エネルギー×2)
ダメージ:60
次の相手の番、このポケモンがワザのダメージを受けたとき、ワザを使ったポケモンにダメカンを12個のせる。
ワザ自体のダメージは少ないのですが、ダメージを受ければ相手に120ダメージを与えられるので、相手がワザを使うことを迷わせられます。また特性で、はがねエネルギーをつければ最大HPを上げられるので、持久戦に持ち込ませるためにエネルギーをつける効果のサポートカードを使いましょう。
サポートできるカード
自分の番に何回でも使える。自分の手札にあるはがねエネルギーを1枚、自分のポケモンにつける。
メタルソーサー
自分のトラッシュからはがねエネルギーを1枚選び、ベンチのポケモンにつける。
テンガン山
おたがいのプレイヤーは、自分の番に1回、自分のトラッシュにあるはがねエネルギーを2枚、相手に見せてから、手札に加えてよい。
マッギョVはついているはがねエネルギーの数で最大HPが変わるので、手札にはがねエネルギーを補給しつつ、ジバコイルの特性を使ってマッギョVにたくさんエネルギーをつけて相手のワザに耐えられるようにしましょう。
ダークライ
このポケモンにエネルギーがついているなら、このポケモンが受けるワザのダメージは「ー20」される。
やみのらせん(無エネルギー×3)
ダメージ:60+
このポケモンについている、あくエネルギーの数×20ダメージ追加。
あくエネルギーの数でワザの威力が変わるので、あくエネルギーを手札に補給しつつすぐにたくさんあくエネルギーをつけられるサポートカードが必要です。
おすすめのサポートカード
自分の番に何回でも使える。自分の手札からエネルギーを1枚選び、自分のポケモンにつける。
サザンドラがベンチにいれば手札にあるあくエネルギーをダークライにつけ放題なので、必ずデッキに入れておきましょう。
ミロカロス
自分の番に1回使える。自分のポケモン全員のHPを、それぞれ「20」回復する。
1ターンの1度、自分のポケモン全員のHPを20回復できるので、ベンチに置いてバトル場のポケモンのサポートが無難な使い方です。
アーマーガア
自分の番に、このカードを手札から出して進化させたとき、1回使える。自分のポケモン(「アーマーガア」をのぞく)を1匹選び、そのポケモンと、ついているすべてのカードを、手札にもどす。
自分のポケモンを手札に戻せるので、場に出した時に使える特性を持つポケモンを戻せば、戻したポケモンの特性をもう1度使えます。
回収におすすめのポケモン
自分の番に、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分のトラッシュからサポートを1枚選び、相手に見せて、手札に加える。
ツボツボの特性「なましぼり」
自分の番に、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分の山札にある基本エネルギーを3枚まで、トラッシュする。そして山札を切る。
デデンネの特性「デデチェンジ」
自分の番に、このカードを手札からベンチに出したとき、1回使える。自分の手札をすべてトラッシュし、山札を6枚引く。この番、すでに別の「デデチェンジ」を使っていたなら、この特性は使えない。
共通のワザを持つポケモンたち
マッドパーティ ダメージ:20×
自分のトラッシュにある、ワザ「マッドパーティ」を持つポケモンの数×20ダメージ。
新しく登場した4体のポケモンを主力にするのであればトラッシュを肥やす効果のあるカードを組み込む必要があります。またポットデスの特性「ティーブレイク」はマッドパーティーのワザを持つポケモンを手札から1枚トラッシュすれば、山札からカードを2枚引ける効果で手札を補充しつつワザのダメージを上げられます。
ヒート炎エネルギー
このカードをつけているポケモンの最大HPは「20」大きくなる。
新登場したヒート炎エネルギーは、基本エネルギーではないので、デッキに入れられるのは4枚までですが、すべてつけられれば最大HPを80も上げられます。
グッズ
ビッグパラソル
このカードはバトル場のポケモンについていれば、ベンチポケモン関係なく相手のポケモンが使うワザの効果を受けません。例えばドラパルトやドラパルトVMAXのワザのダメカンをベンチポケモンに乗せる効果を無効にできます。
こんなポケモンの対策に
ダメージ:120
ダメカン3個を、相手のベンチポケモンに好きなようにのせる。
ドラパルトVMAXのワザ「ダイファントム」(超エネルギー×2)
ダメージ:130
ダメカン5個を、相手のベンチポケモンに好きなようにのせる。
グッズ
そっくりベル
今回新登場した、マッドパーティーというワザを持つポケモンを主力にしたデッキなど、同じポケモンを複数使用するデッキにおすすめです。
トレーナー
ポケモンブリーダーの育成
出したばかりのポケモンや、バトルの最初の自分の番は使えませんが、進化させるポケモンが多いバトルスタイルのデッキにおすすめです。
カブ
バトル開始時に手札事故が起きた際や、手札を使った際の使用がメインの使用方法になるでしょう。
スタジアム
ルミナスメイズの森
オトスパスVなどの紹介の際に説明をしましたが、コインで効果が大きく変わるワザも多いので、主力ポケモンがコインを投げて決まるワザの効果を持つ場合はおすすめです。
場に出ていると影響を受けるポケモンも
(超エネルギー×1 / 無エネルギー×1)ダメージ:60+
場に「ルミナスメイズの森」が出ているなら、60ダメージ追加。
エネルギー2つで120ダメージと高火力が出せます。カードの名前にもなっている「ルミナスメイズの森」はゲームソフト「ポケモンソード・シールド」でも登場する、フェアリータイプやエスパータイプ、ゴールドタイプなどのポケモンが出没するエリアで、今後ポケカでもルミナスメイズの森が出ていれば発動する特性やワザが増えるかもしれません。
最後に
新規のVMAVポケモンだけでなく、グッズなども強力なカードや今後に期待したいカードが多い印象でした。特に表紙のマルヤクデVMAXは超強力なため、当てられたら1度使ってみてください。
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